梅酢が女性の不妊対策に効果的！臨床実験でわかった改善結果

「子どもを授かりたいけど、なかなか授かれない」
「病院に通って検査したけど、妊娠がしづらいみたい」

不妊治療をしている方の悩みのパターンはさまざまです。男性の精子に問題があることもあれば、女性の排卵がされていない場合もあります。

不妊の原因は検査が必要ですが、和歌山県立医科大学が梅酢に含まれる成分が不妊治療に効果があるという研究結果を発表しました。梅酢に含まれる成分が質のよい卵子を形成する助けになるとわかり、妊娠しやすくなることが期待されています。

梅酢が不妊を改善する助けになる理由について確認していきましょう。

Contents

1 不妊の原因は男性？女性？
- 1.1 男性が不妊の原因になるのは糖尿病などの性機能障害
- 1.2 女性が不妊の原因は主に2つ
  - 1.2.1 1.排卵因子
  - 1.2.2 2.卵管因子
2 梅酢は不妊改善の効果を期待できる
- 2.1 梅酢は卵子の質を高めるので女性向け
3 梅酢を飲んで授かりやすい体づくり

不妊の原因は男性？女性？

不妊治療を始めようか迷っている段階だと、不妊の原因がハッキリしていないでしょう。

女性と男性のどちらかに妊娠を妨げる症状がある場合、双方に原因がある場合など不妊の原因は複数の要因が絡んでいるので問題を突き止めることが難しいこともあります。実際、病院で検査してもらったにもかかわらず明確な不妊の原因が見つからない場合もあるほどです。

不妊の症状を感じたら、病院で検査してもらい原因を明らかにすると対策も絞りやすくなります。代表的な不妊の原因を確認していきましょう。

男性が不妊の原因になるのは糖尿病などの性機能障害

男性が不妊の原因とされる場合、主に3種類の理由が考えられます。

1.性機能障害

性機能障害とは性行為がうまくいかないことで発生する症状です。一般的に性機能障害の原因は仕事のストレスや妊娠へのプレッシャーとされがちですが、動脈硬化や糖尿病が起因している場合もあります。

話が不妊の原因からそれますが、糖尿病に関しては梅酢に含まれている梅ポリフェノールという抗酸化物質が役立つとされています。後ほど梅酢の不妊改善効果は女性に効果的であることを紹介しますが、生活習慣病が原因の場合は男性も梅酢を摂取するとよいでしょう。

2.精液性状低下

2つ目の原因は精液性状低下とされています。精子の数や動きに問題があることを指します。

3.無精子症

最後の原因として、無精子症があげられます。2つ目の精液性状低下の症状がより深刻になっているものです。この症状がおこる理由は明らかになっておらず、妊娠するためには顕微授精など専門的な医療行為が必要です。

女性が不妊の原因は主に2つ

女性の不妊2大症状と言われているのが、排卵因子と卵管因子です。

1.排卵因子

排卵因子とは月経不順によって起こる不妊症状です。ホルモンの分泌がうまくいかない場合や、精神的ストレスによって起こると考えられています。産婦人科医で検査・治療が行える症状です。

2.卵管因子

卵管因子とは卵管が塞がっていることなどが原因で、卵子が卵管に取り込んでもらえないことで起こる不妊です。

ここで紹介した意外にも子宮因子や頸管因子、免疫因子があります。ちなみに、排卵因子と卵管因子に男性不因子を加えると、不妊症の3大原因とされます。

梅酢は不妊改善の効果を期待できる

梅酢に含まれている成分が妊娠率を上げる手助けになるとわかっています。この効果を発見したのが和歌山県立医科大学をはじめとする研究グループです。

病院で不妊原因を検査した結果、生殖補助医療（ART）を行う場合があります。人工授精でも妊娠しない場合に体外で卵子や受精卵を取り扱って行う医療のことを言います。生殖補助医療は高齢化により妊娠しづらい場合にとられることが多い医療行為です。

ある実験ではDHEAを服用しながら、生殖補助医療を受けていた33歳から43歳の女性を対象に行われました。DHEAとは体内にあるホルモンですが、エストロゲンやテストステロンといった加齢とともに減少する代謝物の原料となるものです。若返りホルモンと呼ばれるDHEAを服用することで不妊改善に効果があるとされています。

実際、女性の半数はDHEAを服用しているだけで妊娠したというデータもあります。しかし、DHEAだけでは妊娠できなかった人でも、塩分を取り除いた濃縮梅酢を摂取するだけで、妊娠に成功したという結果が発表されています。

つまり、若返りホルモンだけでは妊娠まで至らなかった場合でも、梅酢を服用することで妊娠できる確率が高くなるということです。